カフェをやろうと決意したのは2年前になります。
昨年の暮れに娘の嫁ぎ先である尾道に行った際、
息子の薦めで尾道浪漫珈琲に立ち寄りました。
店のアプローチ・店内の雰囲気が気に入り、息子に話したところ、
その建築家を調べてくれました。
それが今回世話になっている
GIMMICK(ギミック)
さんです。
資金の余裕がなかったのでありたけの熱意を社長さんに伝えたところ、
快く設計を引き受けてくれました。そして初めて設計図を見せていただき、
今あるものを最大限引き出そうとされている設計に感動しました。
とりわけ感動したのはアプローチです。
古い塀は私には欠点のイメージしかありませんでしたが
その塀を暖かく見守るがごとく中にもう一つの塀を作り小径が作られていました。
このアプローチを私は密かに
「利休小径」
と呼んでいます。
日本人でないと分からない何かがあるように思うのです。
この設計を見たときから私の心には「すべて任せれる。」という信頼が産まれていました。

↑尾道浪漫珈琲 東尾道店の様子。日々はどんなふうに出来上がるのか楽しみです。